• Q1イムデトラとは、どのようなお薬ですか?

    A1

    イムデトラは、進行または再発した小細胞肺がんに対するお薬です。小細胞肺がんの治療にこれまで使われていたお薬とは異なるタイプの抗がん剤です。イムデトラは、患者さん自身のT細胞と小細胞肺がんの細胞をつなげることで、T細胞の働きを活性化して抗がん効果を発揮します。

    今まで受けていた治療の効果が十分でなかったり、再発したときに使用します。

    T細胞は白血球の一種で、がん化した細胞などを攻撃する役割を担っています。

    詳しくは「イムデトラについて」参照

  • Q2イムデトラは、どのような疾患の患者さんに使うことができるお薬ですか?

    A2

    小細胞肺がんの患者さんのうち、過去に他の薬物療法を受けたことがあり、その後、進行または再発した方が対象となります。

    詳しくは「対象となる方」参照

  • Q3イムデトラの投与方法は?

    A3

    イムデトラは、1日目、8日目に10mgを1回、1時間かけて点滴で投与します。15日目以降は1回1時間かけて2週間間隔で点滴で投与します。

    1日目と8日目は入院で投与します。15日目以降も患者さんの状態に応じて入院していただく場合があります。

    1日目と8日目は、イムデトラの投与前1時間以内に副腎皮質ホルモン剤を静脈内投与します。また、1日目、8日目と15日目のイムデトラ投与後に4〜5時間かけて輸液を行います。

    詳しくは「投与スケジュール」参照

  • Q4イムデトラにはどのような副作用がありますか?

    A4

    特に注意が必要な副作用として、サイトカイン放出症候群(CRS)、神経学的事象(免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群:ICANSを含む)、血球減少、間質性肺疾患があります。CRSやICANSは主に投与初期に起こります。

    詳しくは「副作用について」参照

  • Q5投与後(退院後?)は、どのようなことに気を付ければよいですか?

    A5

    イムデトラ投与後には自動車の運転など、危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。イムデトラ投与終了後、副作用があらわれることがあります。体温、血圧を定期的に測定し、気になる症状がある場合は治療日誌に記録しましょう。また、力が入らない、ねむけ、ふるえ、言葉が出ないなどの症状があらわれた場合や、何らかの異常を感じた場合は、医師や看護師に連絡してください。

    妊娠する可能性のある人は、この薬の使用中および最後の使用から2ヵ月間は適切に避妊してください。

    他の医師を受診する場合や、薬局などで他の薬を購入する場合は、必ずこの薬を使用していることを医師または薬剤師に伝えてください。

    緊急連絡先が記載されている治療カードを、いつも携帯するようにしてください。

    詳しくは「投与後の注意」参照

  • Q6医療費については、どのような助成制度がありますか?

    A6

    医療費が自己負担限度額を超えた場合に、払い戻しが受けられる「高額療養費制度」や、医療費のお支払いが困難なときに利用できる場合がある「高額医療費貸付制度」、その他、医療費と介護費の合計額が自己負担限度額を超えた場合に、払い戻しが受けられる「高額医療・高額介護合算療養費制度」などがあります。

    詳しくは、ご加入の医療保険、お住まいの市区町村へお問合せください。